~地域コミュニティー お年寄りの憩いの場~


初めてマーケットに参加した時は野菜と果物しか目に入らなかったが、慣れてくるとお花やおばあさんたちの手作りケーキやクッキー、卵、キッシュなどまるでこの小さな公民館の一室で商店街が開かれているようだった。その中でも農家の奥さんが切り盛りするカフェがとても人気だった。18人くらい座れるそのスペースには買い物を終えた人たちの楽しそうな会話が盛り上がっている。中には認知症を患っている人、片足が不自由な人、車いすの人、さまざまだ。その中にひと際目立ったひとりの男性がいた。なぜか仮装をしている。彼は難聴で補聴器をつけ、左目はほとんど視力がなくいつも白髪の女性が付き添っている。私にとって彼の英語はほとんど聞き取れない、それなのに珍しがって「ハロ~!ヤングレイディ~!」とよく話しかけてきてくれる。彼は非常に陽気で、その日の気分で色んな仮装をしてくる。ある時はインディアン、ある時は三つ編みをつけた女子高生、ある時は魔法使いetc・・・ 突然、並んでいる列でハーモニカを吹き始めることもある。この男性が登場すると大真面目なシルビアおばあちゃんはちょっとムッとした顔をするが、みんなを笑いの渦へ巻きこんでくれる。
こんな風にここのファーマーズマーケットが地域のコミュニティーの場の役割をして地元住民に愛され、みんなを元気にしてくれるのだ。人生なんて楽しんだ者勝ち!と言っているようだった。 
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by yukitosun | 2011-11-04 22:59 | ファーマーズマーケット