2015年 02月 16日
今日はやっと以前からお知らせしていたイギリスのウエディングドレス事情についてご紹介することができます☆
お待たせしました〜^^;
私事で恐縮ですが、実は今年の4月に日本で結婚式をすることになりました。
式場はびっくりするほどの早さで一目惚れで思い描いていたようなところに1回で出逢うことができたため、即決することができたのですが、肝心のウエディングドレスが決まらない・・・。
それは私の体系に合うもの(日本の女性はほんと〜に細いんですね!ドレスがちっとも入りませんでした・・・あぁ情けない;)がほとんどなくて、デザインも「う〜んいいんだけど・・・」というものばかりでした。
これはあくまで個人的な好みの問題
そして一番の大きな問題は予算でした〜〜T0T
だってレンタルだけで20〜30万って・・・
それがたったの数時間で消えて行く・・・
しかもだいたいは中国産で、素材だってポリエステルだし、もしかしたらただ大量生産のひとつしかない・・・と思い始めたら一気に熱が冷めてしまったんです。
たしかに○○デザイナーによるとか、インポートものとかそういうレッテルである程度の価格も決められていることに少し違和感を感じたのでした。
こんなものなのでしょうか?
そしてそれでいいのでしょうか?
大事なお金を出すのに、自分の納得の行く形で進めたい。妥協はできない!
という思いから、じゃぁイギリスで探してみよう!ということで、こちらでウエディングドレス探しが始まったわけです。
まずはインターネットやチッペナム市内のウエディングドレスショップから始まり、知り合いや友達からの情報収集。
日本とイギリスで大きく異なるところは、日本はレンタルがメイン。イギリスは購入。
だからどんなに小さな町でも大概1軒〜3軒の個人経営のウエディングドレスショップがあります。
チッペナムにも2軒ありました。本当に小さなドレスショップでドアも小さくて入るだけでワクワクしました。
まずはアポイントメントを取って、試着しに行きます。
「名前は?結婚式はいつなの?どういうのがタイプ?予算は?」
と標準的な質問は同じだけど、あまりにもカジュアルな対応で、拍子抜け。
日本だと・・・
「このたびはご結婚おめでとうございます。
ではまずはどういったものが好みなのがカタログやサロンからお選びいただきたいと思います。
ではこちらの手袋をおはめ下さい。etc」
という感じ。
店員さんは私の体系をじっと見つめ、ふ〜むと少し考えると本当にテキパキとこれとこれとこれね、と選んでくれました。もちろん、私自身がすきなデザインを選び、それも追加して。
そして私の試着が始まりました。
すると・・・
ショップの奥から犬がでてきた===!!!
しかも試着を始めたら、さっきのそのワンコのいびきが聞こえて来た===!!!
それだけでもおかしくてたまらないのに・・・
試着を始めると
私「あ〜私これ好きだな〜。こっちではドレスの下にコルセットってつけるの?」
店員「(すっごい渋い顔をして舌を出しながら)コルセット? オーノー!ノーサンキュ! 楽なのが一番よ、あなたは今のままで充分美しいんだから。ただでさえ式当日はぐったりよ。コルセットなんてはめてたら楽しめないわ!ノーノー!」
とまずはこちらは花嫁・花婿が式を楽しむということが前提のよう
そして私が着るドレスのデザインで
「あ〜二の腕が〜」
「あ〜脇から胸がはみ出してる〜」とかぐだぐだ言うたびに
「あなたはそのままで美しい」
という言葉が返ってくる♡ それだけでなんだか幸せな気分でした。
日本では店員さんはだまるか、「そうですね。ダイエットがんばりましょう!」と励ましてくれます。
そうか、がんばるぞ!と思うけど、それでも、幸せな気分とはちょっと違うんです。
変わらなきゃいけないプレッシャーが襲ってくる・・・ぐおおおおお
引き続きチッペナムでのドレスショップで試着を続ける私。
試着をしてみて思った事は、店員さんが思った以上にはっきりとYES NOを言ってくれること。
店員さんのキャラにもよりますが、こちらでいくつかのショップで試してみましたが、みんな本当にびっくりするほどはっきり客観的感想を述べてくれます。
チッペナムの店員さんは似合わないものが出てくると、
「あ〜ダメダメダメ!ぜったいダメ!はい脱いで。次!」
そして似合うものがあると、
自信満々でバッチグーサイン(古くてすみません><)を贈ってくれます。
おおお〜頼もしい!
なぜって、洋服とウエディングドレスはまったく別もの。
洋服は何となく自分の好みや体系、色などを把握しているので自分の意見だけで選べますが、ウエディングドレスはそうはいきません。
初めてだし、まったくさっぱりわからん!
だから多くの花嫁さんを見て来て培った経験や知識からちゃんとしたアドバイスが必要ですね。
でなきゃ、いつまでたっても決まらない。色は全部同じだし、だんだん分からなくなってスパイラルにはまって行く〜〜〜涙
ちなみにドレスの価格です。
ピンキリですがベイシックなもので
大体20万円くらいだせば、こちらでは自分だけのウエディングドレスが買えちゃえます。
もちろん中国産がメインになりますが、ビーズやレースはイギリスのハンドメイドだったり、フランスやイタリアからのハンドメイドものもあります。それはもう少し価格が高くなりますね。
ほんの数時間のレンタルで20〜30万だすか、購入か。
でもね、こちらはセールが半端ないのです!
イギリスのセールは世界的にも有名らしいですが(70−80%オフも当たり前!)、実はウエディングドレスにもセールがあります。
それはサンプルセールだったり、在庫処分セールだったり。
だからその時を狙えば、ドレス購入も10万円以内でおさめることも夢ではない☆
ちなみにこちらはレンタルだと3〜5万円が相場です。安!
もともとイギリスでは母から娘へウエディングドレスを受け継いで行くという伝統があります。
そんな伝統もすこし廃れて来てはいますが、デザインを修正して現代にあったものを母のドレスをもとにリメイクするということもしているそうです。
すてきな話ですよね〜。
夢があるというか、結婚ってやはり子孫であり、血を受け継いでいくものです。
だから大切なウエディングドレスも受け継いで行く。
イギリスらしいなと思いました。
さて、今日はここまで。
次回は「イギリスでウエディングドレスを探す」の巻き2です。
納得の行くものが見つかるのでしょうか〜〜〜???
皆さん応援よろしくお願いします!
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by yukitosun
| 2015-02-16 23:45
| 日々徒然