イギリスと言えばアンティーク♡
実はファームステイB&Bでは、農家ならではのダイナミックなアンティーク品がお家の中も外も時を忘れさせる美しい世界を演出しています。
こちらはアンティークのピアノ
まだ電気が普及していなかったころの物で、暗くても楽譜がちゃんと見れるようにキャンドルスタンド付きです。
もちろん現在も使われています。
こちらはイギリスの農家でも裕福な部類に入ります。
先祖代々、音楽を愛しているのですね。
ちょっと焦点が合っていませんが拡大がこちら
窓辺にさりげなく飾られた手作りの帆船
そして朝食を頂くお部屋には大きなのっぽの古時計♪
廊下をふとみるとここにもさりげなくアンティークの世界が広がります。
時代を感じさせる椅子と奥に掛けられた鏡
こちらはオックスフォードにありますファームステイB&B
暖炉の上には錫で作られた品々が並びます。
さてこちらは・・・私も初めて聞いた時は一歩引いてしまいました。
ここの農家で使われていた家畜(豚)のと畜用の台です。
その昔、まだと畜場がなかった時代、養豚場だったこちらの農家さんでは自分達でそれを行っていました。
その台をリビングのテーブルにしてしまうなんて・・・言葉を失いました。
しかし、彼らはしっかりそれを歴史として大切に保管し使用しているのです。
そしてこちらは農道の舗装に使われていた道具です。これに馬や牛を使ってひかせていたようです。
現在はお庭のオブジェとしてゲストを楽しませています。
こちらは羊の群れを操るホーン
こういった農家ならではのアンティーク品をインテリアとして大切に飾ってあります。
こちらのB&Bではバスルームの鏡がアンティークでした。
オーナーさんのお母様から譲り受けたものをマンチェスターからはるばる運び、改装した際に取り付けたそうです。イギリス人はモダンとトラディショナルという言葉をよく同時に使いますが、これはまさに双方がとてもセンスよく融合されています。
イギリスでは定番の食器戸棚
地震もないのでこういう風に食器を見せて飾ることができます。
アンティークの家具と食器・・・うっとりします♡
こちらはその中でも特大サイズ!もともとこちらのオーナーさんは映画プロデューサーさんだったので、他のB&Bとはセンスもさることながら規模が違います。
これはイギリス人のステイタス アガオーブン
オーナーのお母様から譲り受けたものでこのお家に持ってきたときに自分の好きな色にしたそうです。
実はこのキッチン、このタイルが主人公なんです。
オーナーの思い入れのあるこのタイルを基本色としてすべてがコーディネートされています。
こちらはとある農家民宿さんのリビングルーム
時代を感じさせる暖炉にキャンドルライト とても風情があります。その方がインテリアがより美しく見えます。
イギリス人は薄暗い空間を楽しみます。というかそうせざるをえなかった歴史的事情がありました。
それは、その昔、窓に税金がかけられていた時代があったからです。
だからイギリスの昔の家の窓は小さく、天気も悪いのに家の中を照らす自然光を取り入れることができなかったのです。その名残で、明かりの使い方がとても上手なんです。
日本のように電気がこうこうとついていることはありません。
普段の生活がエコなんですね。
日本ではお家を新しくすると今までの家財道具を一気に捨ててしまう傾向がありますね。
日本はどうしても地震があるので家を新しくせざるを得ません。
私の祖母の家もそうでした。知っていたら、トラック借りてすっ飛んで行ったのに!!と後悔しています。
それでも当時の桐だんすなどは無理を言って取っておいてもらいました。
イギリスは家を新築でもリフォームしても、家財道具は大切に保管しうまく新しいお家にマッチさせるのがとても上手です。
それは、プラスチックなどの現代ものをあまり好まないからという理由もありますが、それ以前に、自分たちの持ち物にあった家を作るのです。
古いものに合う家づくり。
時を感じさせるけど、感じさせない空間。
まさにトラディショナルとモダンの融合させた世界です。
皆さんもイギリスの農家に学ぶインテリア術 試してみて下さいね♪