Linda、ラドローフードフェスティバルへ行く
2013年 12月 10日空からの恵みは気持ちよくすべてが浄化されていますね。
昨日はやっと今年最後のMP連載原稿を提出し、ふぅ~っと一息。
ファームステイで出会った素敵なお客さんたちついて書かせて頂いています。
どうぞお楽しみに♪
さてさて、本日はLindaのひとり旅のお話のつづき。
暮らすように旅するLindaのファームステイ@Lowe Farm B&B
2013年9月13・14・15日と3日間イギリスはラドローという食で栄えた町でフードフェスティバルというお祭りが開催されました。日本でいう「地産地消.食の祭典」でしょうか。。。
でもここで日本と大きく異なるところ
それは開催場所
ラドローは約1000年の歴史を持つお城ラドローカッスルがございます。昔は城下町として栄えていました。
その歴史ある城内外がすべてこのフェスティバルのために提供されます。とても魅力的ですね。
フードフェスティバルという名の通り、食に関わることなら出店OKなのでお料理教室からデモンストレーション、はたまた包丁の使い方教室まで開かれています。そんな教室も、くずれかけのお城のタワーで開催されているので、雰囲気もばっちり!
こういった型にはまらない、なんでもありなところが、イギリスらしくて大好きです。
中世の街並みが色濃く残るラドローという町は、ブラック&ホワイトの木組みの家々が傾きながらもまだ健在です。
城を中心に、土日は市場も出され、小さなブティックやチャリティーショップ、お肉屋さんから本屋さんまで。そしてもちろんかわいいティールームやアンティークショップなどなど、いわゆるスモールビジネスが盛んな町でもあります。
若者からお年寄りまで、ロンドンからは遠いけれど移住者が多いのも特徴です。
城外のマーケット
生き生きとしたハーブたち
今年は3日間ともあいにくのお天気でしたが、そんな天気には慣れっこのイギリスの人たち。
とっても楽しんでいました。
ここがお城の入り口。
ゲートを抜けるとフェスティバルの入場料を支払い、チケットの代わりに手にスタンプを押してもらいます。
ゴミもでないし、紛失防止。素晴らしい♪
このフェスティバルに参加することは、Lindaのたっくさ~んある夢のひとつ。
スタンプを押してもらってご満悦。
さて、今回は、Lowe Farmのジュリエットと、その常連客ピーター&ウェンディーも一緒に参加しました。
一行が向かった先はもちろんローカルマーケット。地元のパン屋さんやペイストリー屋さんが出しているお店です。試食も試飲ももちろんOK!
元気な店員さんたちがかわいいTシャツで迎えてくれます☆^^☆
Lindaも試食中♡
キケン~~~!スイーツも充実です♪
メレンゲ♡
色んな種類のタルトたち。ここでは大好きなレモンタルトを頂きました♡
こちらも地元のチョコレートショップ店。いろ~んな種類がたっくさん!目移りしちゃいます。
もちろん、新鮮なラドロー産のお野菜も出ています。
ラドローはりんごの産地であるヘレフォードシャーの県境に位置します。
そのため新鮮なりんごのしぼりたてジュースやフルーツ&お野菜のジュースも人気でした。
何と言ってもディスプレイが上手です。英国産&農家というテーマで出しているのが良くわかります。
ちょうど有名なシェフによるデモンストレーションが開催されていました。
包丁研ぎ&ナイフの使い方のワークショップ。
このタワーはお城の中でも昔調理場として使われていた場所。屋根が崩れ落ちているので、雨よけにテントを張っていました。
外にはカフェが。
この先のお城の奥まったところにこの日一番印象に残ったお店が出ていました。
その名も「Cooper Pot」
約500年前のシェイクスピアやエリザベス1世の時代のレシピを基に(それが残っているのにも驚きですが)作られたクッキングキットを販売しています。 レトルト食品のようなものなんですが、500年も前なのでもちろん化学調味料は一切なし。
ディスプレイから店員さんのコスチュームまで、今回のフェスティバルでダントツ1位☆
イギリスに初めてチョコレートが入ってきたときの方法で、チョコレートを目の前で作って下さいました。
カカオの香りが口いっぱいにひろがり、んも~今まで食べてきたチョコレートは一体なんだったのでしょう。。。
500年前のレシピで作られたイギリスの代表菓子ジンジャーブレッド
こちらも香ばしくてジンジャーの香りがたまりません♪
そして最後に感激したのが、こちら。
「もし地球にファームがなかったら・・・」というお題で自分たちが失ってしまうものを参加者に書いてもらうもの。
農家で生まれ、農家で育ち、そして農家に嫁いだジュリエットが書いたもの
それは・・・
「私の人生、ファームステイB&B(農家民宿)、人との出会い、そして新鮮な空気」
何とも感慨深い一日でした。
私の使命を突き付けられたような。
イギリスの農村を守るべく、日本人として私にできることを追及していきたいです。
そしてこれからもイギリスのすばらしいファームステイという存在を日本に発信していきたいと思います。
その結果として景観作りだったり、環境保全だったり、地球のために役立てれば幸いです。
帰りは賑やかな音楽隊
この素晴らしいフェスティバルを企画・開催していらっしゃるラドローフードフェスティバル委員会の会長さん、そして広報やそのスタッフの方たちとも久しぶりに再会することができました。
いつお会いしてもあたたかいエネルギーで包み込んでくれる皆さん。ありがとうございました。
そしてまたひとつ夢が叶ったLindaとなぜかLowe Farmに戻る度にいつも再会できるウェンディー&ピーターご夫妻。楽しい時間をありがとうございました♡
今回はかなり長文になってしまいました。
ここまで読んで下さりありがとうございます☆^^☆
by yukitosun
| 2013-12-10 12:01
| 暮らすように旅するイギリス