~イギリス式 デートは農場を歩きましょう~

イギリス人の余暇の過ごし方で人気なのがウォーキングである。休日ともなれば一人でもカップルでも家族でもだいたい犬を連れて歩く。サイクリングを楽しむ人多い。
イギリスにはCommonコモンと呼ばれる広い共有地があり、これは個人の土地や農地でも他人と共有するというシェアする文化から生まれた言葉である。また、Commonには川沿いや丘、牧草地にまで歩くための道が作られている。このような散策を楽しむための公の道をイギリスではPublic Foot Pathパブリックフットパスと呼ばれ、書店で売られているウォーキング用の地図にもフットパスが赤い点線で示されたものが売っている。このフットパスは個人の農地や牧場なども悠々と歩くことができ、イギリスのカントリーサイドを満喫するには欠かせないものとなっている。
このパブリックフットパスを歩いていて、最近気になることが非常に若いカップルや家族連れが多いことだ。おそらく10代後半から20代前半と思われるカップルがデートコースにこの農場歩きを選んでいるようだ。今、日本でも山ガールとか森ガールと呼ばれるファッショナブルな自然派女性たちが流行っているが、イギリスでもカラフルなデザインのウォーキングウェアを身にまとい、もしくはキャミソールに短パンというカジュアルな服装で歩いている人たちも多い。仲良く手をつなぎ、のんびりと自然の中を歩いていく。好きなところで羊たちを前にピクニックバスケットを広げ、ランチを取るその姿は本当に心が和み、穏やかな気分にさせてくれる。
そして乗馬を楽しむ人たち、犬の散歩を楽しむ人たちと目的はそれぞれでも、とても礼儀正しい。狭い道での譲り合い、特にレディーファーストの国ならではの男性が必ず端によけてくれるのですっかり女王様気取りだ。農場には羊や牛、馬が逃げ出さないように大きな木や鉄で作られたゲートや小さな仕掛けが施されたゲートがいくつも点在する。そのゲートもずいぶん遠くをまだ歩いているのに、わざわざ男性が開けて待っていてくれる。あいさつも皆よくする。声に出さなくとも笑顔で目を合わせて会釈する。喧騒な東京で忘れかけていた人間らしいやりとりがここにはあった。
また、最近では農家で挙げる結婚式も人気で、ウエディングパーティーをアレンジしてくれる農家もある。手作りのケーキや飾り付けでアットホームな雰囲気作りが人気だ。
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by yukitosun | 2011-11-04 22:53 | イギリスは田舎が面白い